所属する鉄道模型倶楽部の運転会向けにNゲージ複線モジュールを制作しました。
まだ行き届いていない部分もありますが、現状をご紹介致します。
※一部画像はクリックすると別窓で拡大出来ます。お戻りの際は開いたウィンドウを閉じてください。
今回のモジュールは実景寸借ということで、JR神戸線
須磨駅-須磨海浜公園駅の一部分をそれっぽく作ってみました。
国道2号線で言うと千守交差点-天神橋付近です。話題のGoogleマップ・ストリートビューで見てみると楽しいです。
なぜここにしたかというと、子供の頃からお世話になっている須磨模型を作りたかったのと、踏み切りを渡って程なく砂浜に出られるロケーションが好きだったからです。
線路沿いに狭い道があって、行き交う電車を眺める事ができるのも良いところです。
制作にあたっては何度か現地の取材をし、どういう風に模型化するか検討しました。
倶楽部の規格ではTOMIX
コンビネーションボードA(300mm×600mm)を使用する事になっていますが、費用を抑えるため自作しました。
5.5mm厚ベニア板に12mm×30mmの角材を固定してあります。底面から上面まで35.5mmの高さになります。
倶楽部の規格は高さ35mmなので0.5mm高くなってしまいますが、厚紙などをはさんで合わせます。
運搬や収納を考えてカバーを取り付けできるようにします。
こちらの制作例(畑川政勝氏HNモジュール制作記)を参考に、5.5mm厚ベニアと15mm角角材で側面を作ります。
ボード側面に穴を開け、そこにボルトで止めるようにしました。
また、移動時に便利な様、4箇所にフック金具をつけました。
ホームセンターで売っている物で、以前のパイク収納箱から流用しました。
養生用などに使われるグレーのプラダンを切り出して、かぶせるようにします。
フック金具にカバン用ショルダーをつけて往復180kmほど原付で運びましたが、本体が軽量なので問題ありませんでした。
ネジ止めしている建物も損傷無く運ぶことが出来ています。
今後としては残りのストラクチャーを運べるよう、側面内側に収納を設けたいです。

KATOのユニトラックで、GMスプレーのぶどう色2号で塗ってから倶楽部の定める規格の通りに設置しました。
塗りつぶすのでは無く、レール側面を中心に製品の色が残っている程度にとどめます。
レール上面に塗料が残っていると終電不良を起こすので、#1000くらいのサンドペーパーで取り除いておきます。
ボード間の接続はスライドレールを使用します。またKATOの複線架線柱が設置できるよう架線柱台を接着してあります。
まずボードにケガキをしてから穴空けし、回し挽きで川部分のベニアを切り抜きます。
次に橋を架ける部分に合わせてレザーソーでユニトラックのプラ道床を切ります。
直角になるよう東急ハンズで買ったマイターボックスを使いました。
道床をレールから引き抜けば取れるので、不要部分を取り除いて道床断面をヤスリで整えます。
切り抜いた部分の枕木はKATOのフレキシブルレールの枕木をTAMIYA
アクリル塗料NATOブラウンで塗装して使いました。
角材やバルサなどで自作しても良いと思います。
バラストの流れ止めと橋脚はグレーに塗った1mm厚プラ板です。
ガーター橋は2mm角プラ棒をGMスプレーの近鉄マルーンで塗っただけの物です。
簡単ですが、結構それらしく見えます。
川は切り抜いた部分の裏から1mm厚のプラ板を貼り、川底とします。
川の側面には5.5mm幅の0.3mm厚プラ板を貼り、川底と一緒に水性アクリル塗料でグレーに塗ります。
水の表現にはグロスポリマーメディウムを使用しました。
先に川底を水性アクリル塗料で深いグリーンに塗り、完全に乾燥させてからメディウムを平筆で置いていきます。
ホコリなどがつかないように注意して乾燥させれば完成です。
川の始まり部分の処理をしていないので、何かでカバーしたいと思います。
道路は手元にあった#800の耐水サンドペーパーを使いました。接着はゴム系接着剤が良いです。
塗装は水性アクリル塗料を筆塗り。白線はマスキングテープと製図用ICテープ(大きな文具屋で売っています)でマスキングし、水性アクリル塗料の白で筆塗りしました。
横断歩道や踏み切り部の線などまだまだ塗装が至らぬ点があります。これからやっていきたいと思います。
歩道は1mm厚プラ板に先ほどの耐水サンドペーパーを張った物です。
ガードレールや信号、電柱などもまだまだこれからです。
二箇所に踏み切りを設けました。アプローチが結構な坂になっているので、あまりそれらしく無いのが残念です。
レール以外の部分をかさ上げした方が良かったですね。
踏み板とアプローチは耐水サンドペーパーを張ったプラ板で作り、道路と同じ色に塗った物です。
アプローチ側面の隙間は紙粘土で埋めました。踏み切り設備がまだなので、こちらもいずれ設置します。
線路の海側にはアパートや企業の保養施設などが建ち並んでいるのですが、十分なスペースが無いので小道と砂浜にしました。
砂浜はモーリンのリアルサンド(ナチュラル)で、接着にはリキテックスのマットメディウムを使用しました。
非常に細かい粒子で、色もそれらしいのでまずまずの結果だと思います。
塀や柵で道路と仕切り、部分的に荒れ地を作ったりしつつ、バラックな海の家を建てて須磨海岸らしく見せたいです。
運転会に間に合わせる為、大半が既製品そのままです。隙間を埋めるため一部自作品も使いました。
固定はTOMIX製品のみ木ネジで固定しています。
TOMIX:マンション、アパート、近郊住宅、ラウンドビル(BMWモトラッド神戸のつもり)
KATO:切妻造りの町屋1、KATO 鉄道官舎
自作:小さな弁当屋、そうめん箱パイクの詰所(倉庫のつもり)、須磨模型
須磨模型は昔ながらの模型屋さんで、鉄道模型やプラモデル、ヘリコプターやラジコンなどの扱いがあります。
今では空物中心のお店になってしまいましたが、予約の常連さんは今でも利用されているようです。
自分もたまに塗料や材料を買いに寄ったりしてます。光ファイバーの切り売りが嬉しかったですね。
今回はプラ板から自作しました。
設計は現地写真を元に2次元CADで行いました。設計図を普通紙にプリントアウトし、プラ板に糊で仮固定。
ケガキは設計図越しに千枚通しで要所に点を打ち、設計図をはがしてから点を繋ぐ様にかるく筋をつけてケガキ線にします。
外壁は0.5mm厚プラ板に千枚通しで筋彫りを施した物です。
窓抜きは1mmのピンバイスで四隅に穴空けし、それを繋ぐようにカッターで切り抜きます。
ケガキ線よりわずかに内側に切っておき、ヤスリで仕上げます。
この時一辺ずつ仕上げるのでは無く、四方を均等に削っていくと削りすぎが防げます。
また、2mmのプラ角棒にカッターで切り出した120番の布ヤスリを両面テープで貼り付け、狭いところに使用しました。
組み立てにはプラ用接着剤を使用し、2mmと3mmのプラ角棒で角を補強しながら組み立てます。
1階入り口部分はゼリー状瞬間接着剤を使ってイモ付けしてます。
それだけでは強度不足なので、天井部をプラ板で作り、2mmプラ角棒を渡して裏打ちしています。
塗装は全体をGMスプレーの灰色9号で塗った後、2階・3階部分をマスキングしてGMスプレーのクリーム1号で塗ります。
ベランダと屋根、1階入り口部分の円柱(2mmプラ棒)は個別に塗装してから取り付けました。
塗り残しは後でタッチアップしておきます。
窓枠はCADで本体と別に用意した窓枠データをCANONのマットフォトペーパーにプリントします。
カッターで窓部分を切り抜き、缶スプレーで黒に塗りました。
これを透明のゴム系接着剤で建物内側から貼り付けます。はみ出したら爪楊枝で巻き取るようにすると良いです。
全ての窓枠が取り付けできたら、缶スプレーでつや消しクリアーを全体に塗ります。
あとはガラスとして0.4mm厚透明プラ板を建物内側からゴム系接着剤で貼り付けます。
0.2mm厚より0.4mm厚の方が建物全体の強度に役立ちます。窓部分だけでなく壁全体の裏打ちとなる大きさにすると良いです。
店舗の看板を取り付けて出来上がり。日よけテントやポスター類を取り付ければ更に良くなりそうです。
1階入り口付近の設計を間違えてしまったので、ちょっと印象が変わってしまいましたが、まずまずの出来だと思います。
倶楽部の鉄道模型運転会に持ち込んできました。
家から片道90kmの道程をモジュール担いで原付で行ったのでちょっと疲れました(笑)。
カバーが役に立ち、特に破損被害などはありませんでした。
設営・撤収も比較的短時間で出来て良かったです。
モジュール高さの調整が必要な事と、フック金具が規格上NGだった点に問題がありましたが、どちらも修正可能なのでほっとしました。
須磨模型が内向きなので、あまり気付かれなかったのですが、評判はまずまずだったと思います。
Copyright(C) 2004- maxdio, All Righets Reserved.